銀行カードローンと消費者金融の違いとは?

銀行カードローンも消費者金融も、お金を融資する業務に関しては同じ。
最大の違いは『総量規制』対象か対象外か

総量規制とは、個人の借り入れについて制限を設けた法律のこと。
その法律を守らなければいけないのが総量規制の対象、無関係なのが総量規制対象外と呼ばれます。

消費者金融などの融資は業法が貸金業法となり、総量規制の対象です。
その中で銀行であれば、業務を遂行する上で守るべき法律が銀行法になるので総量規制の対象外です。

  • 銀行:銀行法=総量規制対象外
  • 消費者金融:貸金業法=総量規制
  • クレジットカードのキャッシング枠での融資:貸金業法=総量規制
  • クレジットカードでのショッピング:割賦販売法=総量規制対象外

銀行カードローンと消費者金融の違いはこの総量規制の対象か対象外かということが大きく関係しています。

総量規制については、こちらのページで詳しく紹介しています。
check_link【総量規制とは】主婦必読!お金の借入ルール→年収と借入総額

総量規制による違い:申込み資格

銀行カードローンと消費者金融では、カードローンに申込める人・申し込めない人に違いがあります。

 銀行カードローン消費者金融
安定した収入がある人
配偶者に安定収入がある専業主婦
各銀銀行の規定による、専業主婦不可の銀行もあり
×
大手は不可、一部の中小消費者金融では申し込み資格アリ
年金受給者(収入が年金しかない人)×

基本的に、自分自身に収入があれば、基本的にどちらでも申し込み・借入が可能です。
給与の金額は借入限度額に影響しますが、申込み資格には影響なし。
毎月大きな上下がなく、給与があればOKです。

専業主婦は無収入ですが、銀行カードローンのみ、配偶者に安定収入があれが申込み可能です。

ただし、すべての銀行カードローンに申し込みできるというわけではなく、専業主婦に貸付をするかどうかはそれぞれの銀行の判断によります。
専業主婦は基本的に消費者金融に申し込みできません。
配偶者貸付制度を受け付けている消費者金融であれば申込むことができます。

消費者金融では、契約者本人に安定した収入があることが条件となります。
働いていないけど毎月の収入が年金のみの人は消費者金融に申込資格がありません。
年金収入のみの人は、銀行カードローンであれば借りられる可能性があります。

年金は国が支給する安定収入であると考えられますが、消費者金融の審査には必ず『在籍確認』があります。
消費者金融の在籍確認は、職場に連絡することになっています。

収入が年金のみの人には職場がないため、在籍確認ができないため、消費者金融からの融資対象ではないのです。

総量規制による違い:収入証明書(所得証明)の提出

カードローン申し込み時の希望希望の限度額によって収入証明書の提出が求められますが、提出条件に違いがあります

銀行カードローン
借入希望額が50万円以上の場合
消費者金融下記のどちらか、または両方に当てはまる人
①50万円以上の限度額を希望する場合
②今回の借入+他社借入額=100万円を超える場合

消費者金融は、総量規制で収入証明書の提出条件が定められています。
銀行カードローンは以前までは200万円以上や300万円以上など、高額借入の場合のみの提出でOKでした。

しかし、2017年頃から銀行カードローンの貸出残高の増加や過剰融資(貸し過ぎ)、それによる多重債務者の増加を理由に、銀行も体制を見直すことになりました。

その自主規制のひとつに、以前よりも少額で収入証明の提出を求めることがあり、50万円以上を希望する場合は収入証明書提出が必要となりました。

収入証明書については、こちらのページで詳しく紹介しています。
check_linkカードローン申込みの必要書類まとめ

銀行カードローンと消費者金融の違い:審査基準と金利

一般的に、銀行の審査は消費者金融に比べて厳しいと言われています。
その理由として考えられるのは、銀行の業務が個人向け融資だけではないこと、また融資する資金の調達方法にあります。

銀行カードローン・カードローンは銀行の数ある商品の1つ
・融資資金は自行で用意できる
・審査は消費者金融より厳しめ、金利は低め(平均14%台)
消費者金融・カードローンがメインの業務
・融資資金は銀行から借りている
・審査は銀行よりゆるめ、金利は高め(平均18%台)

銀行の業務は個人向け融資だけではありません。
預金・融資・為替が銀行の三大業務です。
カードローンは三大業務である融資の中の、さらに個人に向けた商品のひとつ。

銀行は住宅ローンや企業への融資などカードローンに比べて高額な融資があり、回収する利息の額も必然的に大きくなります。
銀行はカードローン以外にも他の商品・業務によって収入があるため、カードローンだけの収益に頼っていません。

さらに預金事業によって、自行内に資金となるお金があるので、資金調達の必要がありません。
貸付のための資金を集めるコストがかからないのです。

収入源がカードローンだけではないこと、資金調達のコストが掛からないこと、この2点から銀行はカードローンで大きく利益を得ようとしないため、金利を低く設定することができるのです。

ただ、金利を低く設定しただけでは、利益が少ないだけになってしまいます。
そのため、消費者金融よりも審査を厳しくし、確実に回収をしようとします。

また、銀行は総量規制の対象外。
法律による貸付額に制限はありません。
銀行カードローンは返済能力があると判断した人に貸付をしたうえでさらに、できれば貸付額を大きくすることで利益を広げることができます。

つまり銀行は、金利を低く貸し付けをする代わりに、審査で一定の返済能力があるとわかっている人にしか貸さないという運営方針になります。

一方、消費者金融は融資のための資金を集める必要があります。
資金を銀行から借入でまかなった場合はその返済が必要です。
資金調達のコストやその返済のためには、できるだけ多くの人に融資し、利息を稼ぎたいと考えています。

収益も貸付の利息がメインです。
利息を増やすために、金利は銀行よりも高くなります。
利用者を増やすためには、審査のハードルを下げます。

審査のハードルを下げて利用者を増やすと、貸し倒れのリスクが上がりますが、金利を上げていることに加えて、融資額を少額にすることでリスクを減らします。

これらの少額の融資額・総量規制の制限の2点から、高額をどんどん貸していくことはできず、利益を増やすにはやはり利用者を増やす必要があります。

銀行カードローンの金利は14%台もありますが、消費者金融は18%を切る方が少ないです。
この平均金利の差が審査難易度の差と考えられています。

金利が安い代わりに、厳しく審査する銀行
金利は銀行より高めだけれど、広く融資希望者を受け入れようとしている消費者金融

この構図がうかがえます。

銀行カードローンと消費者金融の審査の違いについては、こちらのページでも詳しく紹介しています。
check_linkカードローンで審査が甘いところはあるの?

銀行カードローンと消費者金融の違い:融資額と借入限度額

銀行カードローンの方が、高額借入に対応しています。

銀行カードローン・融資額が1,200万円のカードローンもある
・借りられる限度額は審査次第
消費者金融・融資額は最高でも800万円まで
・借りられるのは年収の1/3までと決まっている

消費者金融の融資限度額は大手で500万円~800万円までが多く、1,000万円を超えることはありません。
銀行カードローンは銀行や商品(カードローン)によって差があり、200万円~1,200万円。

この金額はあくまで『最高でこの金額まで融資することができる』というもので、実際に借りられる額は審査によってきまります。

カードローン会社の最高融資額を借りるには、相当高額な収入や属性の良さなどが必要なため、現実的に借りられる人がいるか・いないかというレベルの話です。

カードローンで借りられる限度額

消費者金融は総量規制で借入限度額が『年収の1/3まで』と規制されています。
そのため、どんなにお金が借りられる人でも、消費者金融をはじめとする貸金業者は、年収の1/3までしか貸せないし、借りる側も借りられないことになっています。

銀行は総量規制対象外であるため、年収の1/3までという規制はなく、限度額は銀行が審査で返済能力を考慮して決めていました。
しかし銀行の自主規制により、総量規制にならって年収の1/3までを目安とする銀行が増えています。

専業主婦でも借りられるカードローンの場合は、専業主婦に限り、融資の上限を制限していることも。
30万円~50万円までが一般的です。

主婦のカードローン限度額についてはこちらのページでも詳しく紹介しています。
check_link主婦・専業主婦が借りられるカードローンの限度額はいくら?

銀行カードローンと消費者金融の違い:審査時間と即日融資

消費者金融では即日融資が可能で審査は最短で30分程度、銀行カードローンではできません。

銀行の審査は、早くても2~3日、時間がかかる場合は数日から2週間後の審査完了となります。
そのため、銀行カードローンは即日融資に対応できません

また、従来から銀行カードローンで自行口座が必要としている場合は、借入の申込と同時に新規口座開設の手続きが必要となります。
口座開設のほとんどは1~2週間程度かかります。

消費者金融はその縛りがないので、即日融資の条件に口座の有無を気にすることはありません。

カードローンの即日融資については、こちらのページでも詳しく紹介しています。
check_link【今日借りたい!】主婦・専業主婦でも借りられる即日融資の条件とは

銀行カードローンと消費者金融の違い:毎月の返済

返済金額

カードローンの返済金額は、『最低この金額は返済してください』という金額があります。
これを『約定返済金額』といいます。

同じ金額を借りても、銀行カードローンと消費者金融では約定返済金額が違うことも。
銀行カードローンも消費者金融も、返済額が決まる返済方式はほとんどが残高スライド元利定額返済方式を採用しています。

残高によって返済額が変わる方式です。
銀行も消費者金融も、少額ずつの返済に設定されていることがほとんどで例えば借入残高が10万円の時、約定返済額は2,000~5,000円程度

ただ、中には約定返済額が10,000円の銀行カードローンもあります。
最少の約定返済額を10,000円に設定している大手消費者金融はありません。

銀行カードローンは、月々の返済金額は2,000円~10,000円と幅があるので、返済に時間がかかっても毎月少額ずつ返していきたい場合は事前に返済金額がいくらになるかまで確認しておきましょう。

返済方法

カードローンの返済方法は大きく3つ。

  • ATMで返済
  • 口座振替
  • ネットバンキング

消費者金融はほとんどの返済方法に対応していますが、銀行カードローンでは、自行の口座振替でのみ返済できるということもあります。

消費者金融では、返済方法が口座振替しかないということはありません。

銀行カードローンと消費者金融の違い:無人契約機(自動契約機)の有無

消費者金融には無人契約機(自動契約機)があるのが一般的。
(中小の消費者金融ではないことがほとんどです。)

銀行は三菱UFJ銀行のバンクイック・新生銀行カードローンレイク(※)・三井住友銀行カードローンの3行のみとなります。

銀行カードローンと消費者金融の違い:信用情報

信用情報に記載される情報に大きな違いはありませんが、登録している信用情報機関が違います。

  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC):主に銀行
  • 日本信用情報機構(JICC):主に消費者金融
  • シー・アイ・シー(CIC):主にクレジットカード会社や信販会社

このうちどれかの信用情報機関に必ず加盟していますが、金融機関ごとに1つの登録とは限らず、複数登録していることも珍しくありません。
それぞれの信用情報機関は情報を共有しています
情報を共有しているため、申し込み先が銀行でも消費者金融でも、情報を共有しているのでそこに大きな違いはありません。

銀行カードローンと消費者金融の見分け方

申込先で口座が開設できるかどうかで区別できます。
消費者金融は金融商品を取り扱っていても、銀行ではないので口座を作ることはできません。

その他、公式ホームページのトップページの一番下の届け出番号で確認できます。
消費者金融の場合は「日本貸金業協会会員 第000002号」と書かれています。


(引用:【公式サイト】キャッシングなら消費者金融のアコム)

この『日本貸金業協会会員』が消費者金融であるという証となります。
銀行は銀行名が記載されています。

銀行名・カードローン名の同時記載や、金融機関コードを確認することもできます。

銀行カードローンと消費者金融の違いのまとめ

 銀行カードローン大手消費者金融
総量規制対象外(専業主婦OK)対象(専業主婦NG)
収入証明の提出各銀行の定める希望額以上の場合のみ必要・希望限度額が50万円以上
・他社借入額+申込限度額=100万円以上
いずれかの場合は必要
審査基準厳しい(保証会社あり)銀行よりは甘いと言える(保証会社なし)
金利消費者金融より安い銀行より高い
借入限度額審査次第で最大限度額までOK年収の1/3までOK
無人契約機ない銀行の方が多いある
無利息期間ない銀行の方が多いない消費者金融の方が少ない
即日融資不可能口座自体なくてもOK
審査スピード最短翌日最短即日
安心感高い銀行には劣ると考える人が多い

違いを知って最適なローン会社を選ぶ

専業主婦が借りられるのは総量規制により銀行カードローンのみ。
知らずに消費者金融に申し込みしても、審査通過できません。

収入があれば消費者金融という選択肢もあります。

会社員が高額借入を希望していても、消費者金融では年収の1/3という制限が設けられているため、希望する額を借りられない場合も。

銀行カードローンと消費者金融の違いをきちんと理解しておきましょう。

(※)新生銀行レイクカードローンは2018年3月いっぱいを目処に新規申込停止となります(3月26日記載)

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