カードローンの遅延損害金とは?いくら支払えばいいの?
遅延損害金とはカードローンの返済日に返済できなかった場合にかかるお金のこと。
CDやDVDのレンタルで、返却日に返せなかったときに支払う延滞金と同じイメージです。
返済期日までに支払わなかった場合にペナルティとしてカードローン会社から請求されるお金です。
返済日の翌日から起算(計算)、返済した日(返済が遅れた日数)までかかります。
カードローンの返済が口座引き落としの場合、金曜日に引き落としができず月曜日に返済したとしても、土日2日分の遅延損害金が必要となります。
遅延損害金の利率
遅延損害金は、各カードローン会社で定められており、公式ホームページか商品概要に記載があります。
カードローン名 | 通常金利 | 遅延損害金 |
---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 1.5%~13.5% | 20.0% |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 1.8%~14.6% | 借り入れ利率と同じ |
新生銀行カードローン レイク | 4.5~18.0% | 20.0% |
東京スター銀行カードローン | 1.8%~14.6% | 借り入れ利率と同じ |
イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% | 19.80% |
楽天銀行カードローン | 1.9%~14.5% | 19.90% |
ジャパンネット銀行カードローン | 2.5%~18.0% | 20.0% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~17.8% | 借入利率+2.1%(年率) |
横浜銀行カードローン | 年1.9%~14.6% | 年14.6% |
セブン銀行カードローン | 15.00% | 不要 |
アコム | 3.0%~18.0% | 20.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% | 20.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 20.0% |
アイフル | 3.0%~18.0% | 20.0% |
レイクALSA | 4.5%~18.0% | 20.0% |
(※新生銀行レイクカードローンは2018年3月いっぱいを目処に新規申込停止となります(3月26日記載))
中には借入利率と同じや不要のローンもありますが、一般的に上限金利が低い銀行カードローンでも消費者金融の上限金利に近い20.0%程度と高い利息が設定されています。
遅延損害金の利率は、利息制限法と出資法で、上限が20.0%と決まっているため、20.0%を超えることはありません。
詳しくはこちらのページで紹介しています。
カード ローンの金利の仕組みと決まり方→私の金利はどのくらい?
遅延損金の計算方法
遅れた日数分、つまり延滞期間分を日割りして遅延損害金は計算されます。
計算式は、遅延損害金=借入残高×遅延損害金利率×遅れた日数÷365日です。
17.8%で10万円を30日借りていて、3日遅延してしまった場合
30日分の利息:10万円×17.8%÷365日×30日=1463円
3日分の遅延損害金:10万円×20%÷365日×3日=164円
返済が3日遅れたら、1463円+164円の支払いが必要になります。
3日遅れたことで、30日分の利息の1割以上を払うことに。
遅延損害金は自分で計算しなくても、ローン会社のコールセンターに聞くか、会員ページに記載があります。
遅延損金の支払い方法
遅延損害金の支払い方法には2つあり、ローン会社で決まっているのでどちらかを選ぶことはできません。
1.返済金額に追加して支払う
単純に、返済額にプラスして遅延損害金を支払います。
2.返済金額の元金から差し引く
返済金額をそのまま支払い、元金の支払金額から、遅延損害金を差し引きます。
カードローンの返済は『返済金額=元金の返済+利息の返済』となるため、この場合は、その月の元金返済が少なくなることになりますが、1の様に上乗せして支払う必要はありません。
さらに支払いのタイミングは、『その月』と『翌月の返済』があり、こちらも決まっています。
どのタイミングで、いくら支払うのか、コールセンターに問い合わせてください。
遅延損害金を支払わないために
カードローンには支払日をお知らせしてくれる返済期日通知サービスがあります。
返済期日の数日前に、返済日・返済額のお知らせメールが届きます。
ATMに入金するのを忘れてしまう場合は、返済方法を口座振替に切り替えるという手もあります。
ただし残高不足には注意です。
どうしても返済が遅れてしまう・返済できそうにない場合は、その時点でコールセンターに連絡し、その旨を正直に伝えましょう。
返済を待ってもらうことはできませんが、対応策を考えてもらえます。
例えば1つとして、『利息のみ支払う』という方法もあります。
利息はカードローン会社の利益、利息のみ支払ってもらえれば、その月の返済はOKとしてくれる場合があります。
しかしこの場合、契約者は利息は払っても元金は減らないので損をすることになりますが、滞納するよりはマシです。
連絡なしに滞納するよりは心象は良いですし、催促の連絡も来ないので自身のプレッシャーも違ってきます。
遅延損害金を支払うのはもったいないです。
支払わなくて済むよう、返済遅れには気を付けてくださいね。