カードローンの仮審査と本審査の違い→実は仮審査の方が重要!
カードローンの審査は仮審査と本審査の2段階で行われます。
どちらも大事なプロセスであり、別の役割があります。
それぞれをわかりやすく説明します。
カードローンの仮審査
属性のスコアリング結果と信用情報の内容を加味し、審査通過の可否、利用限度額・貸出金利などが決定します。
まずは仮審査の結果が申込者に連絡されます。
連絡では決定した限度額・金額に納得した場合のみ、本審査に進みます。
提示された限度額をもう少し上げてもらうなどの条件変更は、まだ借り入れの実績がないこの段階では難しいでしょう。
ない方が良いに越したことはありませんが、仮審査で決定した契約条件に納得できなければ、申込みをキャンセルすることも可能です。
カードローンのキャンセルについては、こちらのページでも詳しく紹介しています。
カードローン申込み後にキャンセル(取り消し)できる?履歴は残る?
仮審査にかかる時間
仮審査の回答が来るのは、消費者金融なら概ね30分~1時間程度
です。
込み具合に寄りますが、なにも問題がなければ何時間もかかることはありません。
銀行カードローンは審査がより厳しくなり、審査結果が届くまで2~3日
かかります。
本審査とは?
本審査では、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類の提出が求められます。
それにより仮審査の調査内容が、申込者本人で間違いのないことを確認します。
本人確認書類の提出により、契約の意思があるとみなされ、同時に契約手続きも進められます。
仮審査に通過していれば、本審査で落ちるということはほとんどありません。
しかし最初の申込項目で嘘の申告が発覚した場合など、絶対審査落ちしないとは言い切れません。
本審査にかかる時間
本人確認書類を確認し、入力情報との整合性が取れれば審査完了です。
普通預金口座(申込者本人名義)を持っていれば、本人確認書類の提出が不要となる銀行カードローンがあります。
これは口座開設時に本人確認が済んでいるからで、書類提出不要であれば、更に結果が出るまでの時間が短縮されます。
ただし、審査内容によっては収入を証明できる書類の提出が必要な場合も。
本審査の結果は、概ね1時間あれば届きます。
しかし、
- アップロードした書類がぼやけている
- 全部写っていない(一部が欠けている)
- 口座を持っていても、引っ越しの届け出が済んでおらず、口座の住所と現住所が一致しない
など、問題があった場合は、再提出・再登録などに時間がかかることになります。
消費者金融と銀行では審査時間に違いがあるのはなぜ?
消費者金融では、即日融資が可能であり審査の回答まで最短30分、融資までも最短1時間というところもあります。
一方で銀行カードローンは即日融資に対応していないため、数日の時間がかかってしまいます。
銀行は個人向け融資の際に保証会社に審査を委託したり、預金保険機構経由で警察庁の反社会的勢力データベースの照会を行う関係で審査に時間がかかるためです。
この警察庁の資料まで確認しているのは、銀行に対してのみ。
消費者金融は独自の審査基準で審査を行っているため、スピード審査ができます。
お借り入れ診断は仮審査ではない
銀行カードローンにある『お借入れ診断』や消費者金融の『3秒診断』などは仮審査ではありません。
あくまで『借りられるかどうかを判断する目安』として、公開されているものです。
生年月日・年収・他社借入件数と金額などから、大まかに借りられるかどうかをコンピューターで判断しているだけです。
この時点で融資できる可能性があると表示されたとしても、あくまでも入力した項目のみで判断しているだけなので仮審査に落ちることもあります。
お借入れ診断で借入不可の表示が出ることはありません。
判断できなかったので、審査希望の場合は申込んでくださいと表示されます。
診断の時点で「判断できなかった」場合、実際の審査に通過することは厳しい可能性が高いと考えられます。
審査が通るかどうか心配な場合は、診断を利用しましょう。
たとえ大まかな判断であっても、1つの目安となることは間違いないでしょう。